粉石鹸を使ったお洗濯を『これから始める方』や『始めてみたものの上手くいかない方』に向けて、粉石鹸を長年愛用している我が家の粉石鹸の使い方をご紹介します。
我が家では『シャボン玉 純植物性スノール』を使っていますが、他社の粉石鹸でも代用できますので是非、参考にしてみてください。
※ご紹介する方法は『全自動洗濯機』の使用が前提です。
はじめに 粉石鹸の使い方で気を付ける『2つ』のこと
粉石鹸を使ったことがある方ならご存知だと思いますが、粉石鹸をよくある市販の合成洗剤と同様のやり方で使うと失敗しやすいです。
例えば、水が少なかったり、洗いのときに冷水を使っていたり、すすぎが1回だけだったり。
粉石鹸でお洗濯する際に最も注意しなくてはならないことは『粉石鹸をしっかりと溶かすこと』と『しっかりとすすぐこと』です。
この2つが出来ていないと、溶け残った粉石鹸が洗いあがりの衣類に付着してしまったり、すすぎ残った石鹸カスが原因で衣類に黄ばみが発生してしまう可能性があります。
そうならないためには、『粉石鹸を溶かす工夫』と『すすぎを2回以上すること』が必要となってきます。
これさえ気を付けていれば失敗することはないでしょう。
『すすぎ2回』は洗濯機の設定を変えるだけのことなので、今回は『粉石鹸を溶かす工夫』の方を中心に我が家で実践している簡単&失敗しない粉石鹸の使い方をご紹介します。
粉石鹸でお洗濯!失敗しない使い方(シャボン玉スノールを使用)
手順1:粉石鹸を溶かす(最も重要なポイント)
粉石鹸を溶かす方法を『5つ』ご紹介。お好みでどれか一つ選んでいただくと良いと思います。
我が家では最後ににご紹介する方法でやることが多いです。
洗濯機の蛇口から常温水~温水が出る場合
おそらくこれがもっとも簡単に溶け残りを防ぎながら洗える方法だと思います。
洗濯機に洗い物を入れて、その上に粉石鹸を投入し『常温~温水』で洗ってください。
すすぎは冷水でもOKです。
冷水よりも温水で洗う方が洗浄力も上がるので、そういう点でもこの方法はプラスです。
洗濯機の蛇口から冷水しか出ない場合(パターン①)
洗濯機に『最低水位の水』を溜めて、そこに粉石鹸を投入。1~3分ほど『洗い』を行う。十分に泡立ったら、そこに衣類を投入。通常通りに衣類の量に応じた水量で『洗い~すすぎ』まで行う。
冷水だと溶け残りのリスクがあるので、心配な方や上手くいかない方は下の②のやり方でやってみてください。
洗濯機の蛇口から冷水しか出ない場合(パターン②)
洗面器などにぬるま湯を用意し、そこに粉石鹸を入れて混ぜて溶かします。それを『洗い』の水に加えて使ってください。
素手で泡立てると手荒れの原因になるので泡立て器などを使ってください。
お風呂の残り湯を使う場合
夜にお洗濯する方や残り湯を使うことに抵抗がない方はこの方法もオススメです。
衣類を入れた洗濯機に『洗い』に必要な量の水を残り湯から給水ホースで移します。そこに粉石鹸を入れて、通常どおり『洗い~すすぎ』まで行ってください。
残り湯を使う時はできるだけ残り湯が冷える前に使ってください。
冷えてしまっては『粉石鹸の溶け残り』を防ぐ役割を果たせませんし、放置された残り湯は雑菌が繁殖してしまうのでできるだけすぐに使いましょう。
我が家のやり方
面倒くさがりな我が家ではできるだけ簡単に済ませたくて、以下の方法で行っています。(我が家の洗濯機の蛇口は冷水しか出ません)
衣類を入れた洗濯機に『洗い』に必要な水(冷水)を溜めて、その上に粉石鹸を入れます。
バケツなどに50度くらいの温水(※)を用意し、粉石鹸の上めがけて投入。
あとは通常通り『洗い~すすぎ』まで行います。これで溶け残るようだったら『洗い』の時間を長めにしてみてください。
・『洗い』の水量設定がMAXのときにこの方法をやると溢れる原因になるのでご注意ください。
・熱湯を洗濯機に入れると故障の原因になるのでご注意ください。
※参考までに我が家では9kgの全自動洗濯機を使用していて、水量45~57リッターに対して3~4リッター程度の温水を使っています。
手順2:洗い、すすぎ、脱水
上記でご紹介した方法のいずれかで、粉石鹸を溶かしてしまえば後はとても簡単。通常どおり『洗い~すすぎ』まで行ってください。
ただし、『すすぎ』は必ず2回以上行ってくださいね。
理由はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
また、2回目の『すすぎ』の時にクエン酸を使うと更に失敗のリスクを軽減できます。
まとめ
今回は、粉石鹸を使ったお洗濯の方法を『これから始める方』や『始めてみたものの上手くいかない方』に向けてご紹介しました。
もっとも大事なことは『粉石鹸の溶け残りを防ぐこと』と『すすぎを2回以上行うこと』です。
合成洗剤でのお洗濯と比べて手間に思われる方もいらっしゃると思いますが、洗いあがりの良さや、洗浄力の高さ、環境や肌への優しさなど、一度その良さを味わってしまえば、少々の手間も気にならなくなると思います。
それでも大変、という方は『液体石鹸』を使ってみるのも良いかもしれませんね。
以上、ご紹介した内容が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。